日原班の研究成果がプレスリリースされました
多くの細菌では、紫外線照射や薬剤によりDNAが傷つくと、DNA修復遺伝子の発現が速やかに誘導される「SOS応答」と呼ばれる緊急システムが起動すること、転写因子LexAがそのスイッチとして働くことが知られていますが、地球の大気に酸素をもたらした最古の光合成生物であるシアノバクテリアについては、SOS応答の実態は不明でした。 埼玉大学大学院理工学研究科の日原由香子教授の研究グループは、3種類のシアノバクテリアに紫外線を照射した後の応答を比較することで、シアノバクテリアではSOS応答がゆっくり起動されること、またその調節方法が多様化しており、LexAをスイッチとして使う種がいる一方で、LexAを使わずにSOS応答を起動する種もいることを明らかにしました。本成果は、シアノバクテリアの紫外線耐性を人為的に高め、過酷な環境に耐え得る種を作出し、応用利用するための分子基盤の構築につながると期待されます。
【埼玉大学プレスリリース】https://www.saitama-u.ac.jp/topics_archives/202603101000.html【発表雑誌】Plant Physiology【論 文 名】The SOS response and functional diversification of the transcription factor LexA in cyanobacteria【著 者】Haruka Kubodera, Hiroki Inoue, Aoi Ando, Tomoko Takahashi, Yukako Hihara* (* 責任著者)【 DOI 】10.1093/plphys/kiag102【掲載 URL】https://doi.org/10.1093/plphys/kiag102

